中国語歌詞
日本語訳詞
☆概要
人民公社のテーマソング。楽しげで軽快な音楽だ。各地方組織の人民公社への改編は大躍進政策初期に始まっていたが、この曲が作られたのは1962年と少し遅め。おそらくこの時期に行われた所有制の改造(公社-生産大隊-生産隊の三級所有制)と歩調を合わせるようにして制作されたのであろう。当時大ヒットしたようで、王昆、郭蘭英といった有名歌手がこぞって歌っている。日本でもNHKの中国語講座にて紹介された経緯を持つ。
全体的に同じような語句の繰り返し表現が目立つ。日本語訳した際にくどくならようにするのが大変だった。また、毎度のことであるが「我らは永遠に公社と共にある」といったような白髪三千丈的表現も見受けられる。1978年に始まった改革開放後、すぐにほとんどの人民公社は解体されてしまった。現代に至っても残っているのは南街村というところだけだ。そういった事実を踏まえて聞くと哀愁すら感じさせる。
「社員」という翻訳は、実はあまり正確なものではないと思う。日本の専売公社や電電公社といった公社と違い、中国語の公社は「コミューン」という意味だ。よって、日本語の「社員」とは趣が異なる。しかし「構成員」とか「メンバー」とするのもおかしいので「社員」とした。
☆動画
動画ではヒマワリはみな、太陽に背を向けてしまっている。成長するとそうなるというが、歌詞の内容と合っていなくてシュール。
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