中国語歌詞
日本語訳詞
☆概要
毛主席の七二一指示をもとにした語録歌。造反派にとって、文化大革命は1968年で一区切りついた。なぜなら、それまで上層部にいた右派や走資派はすでに一掃され、造反派による政治が取り戻されたという認識だからだ。そういった「勝利」のあとで、改めて大学を復活させようという意気が込められたのがこの七二一指示だ。楽曲の創作年度は不明だが、指示が出たのが1968年のため、1960年代作とした。
毛主席の最高指示を1字も削ること無く曲にしたのだが、日本語で考えてみると「大~学~はやはり運営されなければならない~」といった風に歌っていることになる。中国の人は違和感を覚えなかったのだろうか。
ゴリゴリの文系として信頼のある毛主席による、まさかの理系尊重も見逃せない。もちろん、時代状況として実学重視、実践重視であったが、それにしても文系人間としては寂しい限りである。毛主席は青年時代に、北京の図書館で働いて散々「田舎者め」と小馬鹿にされたようだ。知識人と相性が悪いのは周知の事実だが、特に文系を目の敵にしていたのではなかろうか。
語録歌を翻訳する際、語録や選集を参照すれば日本語訳が載っているので手間がかからず良いのだけれど、この七二一指示の日本語訳は見つからなかったため、イチから訳してみた。
動画は見つからなかったので「中国红歌在线」のページを紹介する。
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