中国語歌詞
日本語訳詞
☆概要
『战地新歌』第一巻76ページに収録されている歌曲。他には「志在宝岛创新业」や「红太阳照边疆」などの名曲が収録されているため、このようなありきたりな歌は目立たない。こんな事を言ってはかわいそうだが、残念ながら凡曲。『战地新歌』中の谷のような存在と言える。
聴いてみると、その勢いや作品の短さなどから紅衛兵たちの歌が思い起こされる。 ただし彼らの歌と決定的に違うのはその「安定性」だと思う。我らが紅衛兵は若く活動的で、あちこちを飛び跳ねて大字報を貼り、害人虫をやっつけたりする。そんな彼らのリズムと呼応するように、紅衛兵をテーマにした歌曲は音の高低がもう少し幅広く、緩急のつけ方ももっと大きい。労農兵(労働者・農民・兵士)たちが反動だというつもりは毛頭ないが、紅衛兵たちより一回りも二周りも大人な彼らの曲はやっぱり安定しすぎていると感じざるを得ない。
歌の中ではヘイ!が唯一と言っても良いアクセントとなっているけれども、何故か二番ではヘイ!がない。楽譜上では記載してあるのに、なんで?
歌詞中に出てくる「害人虫」という明らかにオモシロそうなワードは当時の流行語だ。毛主席も彼の詞――「满江红・和郭沫若同志」のなかで使用している。私は最初、「害人・害虫」をまとめて「害人虫」としているのかと思ったが、どうやら害は動詞であって「人に害なす虫」となるようだ。まさか人間扱いすらしてもらえないとは。
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