工农兵,革命路上打先锋 | 労農兵、革命の先鋒よ

2021/08/29

1970年代 紅歌

中国語歌詞

工农兵,革命路上打先锋
词曲:4641部队 战士业余宣传队 1972年
 工农兵心最红 嘿!
革命路上打先锋
高举红旗去战斗
扫除一切害人虫
文化革命挑重担
战斗步伐永不停
 
工农兵眼最明 嘿!
两条路线分得清
继续革命意志坚
党的光辉照前程
千难万险无阻挡
大风浪里向前冲
 
工农兵是英雄 嘿!
革命气概贯长虹
沿着毛主席革命路线
团结战斗方向明
写出历史新编章
迎来江山万代红

日本語訳詞

労農兵、革命の先鋒よ
作詞作曲:4641部隊 戦士業余宣伝隊  1972年
労農兵のこころは真紅 ヘイ!
革命をさきがけて
紅旗掲げて闘いへ 
阻む虫けらこらしめ
文革の重責担う
我らの歩みは止められぬ
 
 労農兵は目をみはる ヘイ!
二つの路線を見分けて
継続革命の意気高し
前照らす党の光のもと
どんな苦難も怯まずに
嵐の中を突撃するぞ

労農兵は英雄だ ヘイ!
天まで届くその気炎
毛主席の路線に従って
団結すれば道は拓ける
新たな歴史を創り出し
子孫に残そう真紅の祖国!


☆概要

『战地新歌』第一巻76ページに収録されている歌曲。他には「志在宝岛创新业」や「红太阳照边疆」などの名曲が収録されているため、このようなありきたりな歌は目立たない。こんな事を言ってはかわいそうだが、残念ながら凡曲。『战地新歌』中の谷のような存在と言える。

聴いてみると、その勢いや作品の短さなどから紅衛兵たちの歌が思い起こされる。 ただし彼らの歌と決定的に違うのはその「安定性」だと思う。我らが紅衛兵は若く活動的で、あちこちを飛び跳ねて大字報を貼り、害人虫をやっつけたりする。そんな彼らのリズムと呼応するように、紅衛兵をテーマにした歌曲は音の高低がもう少し幅広く、緩急のつけ方ももっと大きい。労農兵(労働者・農民・兵士)たちが反動だというつもりは毛頭ないが、紅衛兵たちより一回りも二周りも大人な彼らの曲はやっぱり安定しすぎていると感じざるを得ない。

 

歌の中ではヘイ!が唯一と言っても良いアクセントとなっているけれども、何故か二番ではヘイ!がない。楽譜上では記載してあるのに、なんで?

 

歌詞中に出てくる「害人虫」という明らかにオモシロそうなワードは当時の流行語だ。毛主席も彼の詞――「满江红・和郭沫若同志」のなかで使用している。私は最初、「害人・害虫」をまとめて「害人虫」としているのかと思ったが、どうやら害は動詞であって「人に害なす虫」となるようだ。まさか人間扱いすらしてもらえないとは。

 

☆動画