中国語歌詞
※「他为人民立奇功」は「他是人民大救星」、「他是人民好领袖」とも
日本語訳詞
☆概要
陝北民謡を基にした一曲。一定のメロディーで偉大な人々を特徴とともに歌い上げていくというテーマは中日ドラゴンズの応援歌を彷彿とさせる。まさに「燃えよチャイニーズ」。長閑さを感じさせるいかにも中国的民謡だが、歌詞中に革命の英雄たちを力強い表現とともにしっかりと織り込んだなかなかの名紅歌である。雰囲気としては「三大規律八項注意」にも似ている。
作詞は「集団作詞」ということになっているが、百度百科や共産党員網を参照すると、まず延安に来た芸術家たちが、その後も時代状況に合わせて様々な人々がこの陝北民謡に詞をつけては作品にしてきたようだ。従って、集団で集まってなにやら作詞をした、というわけでは無いようで、むしろ「佚名」と表記したほうが良いと思う。
また、百度百科には作曲者が关鹤岩であると表記されているが、关鹤岩はこの曲のメロディーを基にした『工农齐武装』という歌を編曲しており、『抗日将士出征歌』はあくまで陝北民謡とカテゴライズするのが正解であると思われる。
今回紹介した歌詞は保有する音源に基づいたもので、他に有名なバージョンがもう一つ有るとされる。そちらは王昆が歌ったことで知られ、今回紹介したほうは韩芝萍が1977年に歌唱したことで有名であるという。残念ながら、それぞれの歌詞の創作年度はわからないが、このメロディーを使った歌曲の初出は1937年との記載があったので、それに倣って表記した。
このバージョンの歌詞は、おそらく1977年前後に作詞されたものではないかと思う。なぜなら毛主席や周総理などの大物や各有名軍人を歌い上げているなかで、政治畑の鄧小平が登場するのが少し違和感を覚えるからだ。もちろん鄧小平の抗日戦争中の功績が少ないわけではないし、政治畑では任弼時も登場しているのだが、もっと武功を挙げた将軍が居るのでは?と思ってしまう。たとえば林彪や彭徳懐。この両名は抗日戦争中に功績があったし、なにより十大元帥として数えられる名将だ。加えて十大元帥はこの2名を除いて全員歌われている。鄧小平を登場させて、かつ、やらかしてしまった林彪と文革の遠因となった彭徳懐を扱えなかったというのは文革直後の時代状況と一致する。韩芝萍のために、新しく作詞された『抗日将士出征歌』なのだろう。
☆動画
作詞は「集団作詞」ということになっているが、百度百科や共産党員網を参照すると、まず延安に来た芸術家たちが、その後も時代状況に合わせて様々な人々がこの陝北民謡に詞をつけては作品にしてきたようだ。従って、集団で集まってなにやら作詞をした、というわけでは無いようで、むしろ「佚名」と表記したほうが良いと思う。
また、百度百科には作曲者が关鹤岩であると表記されているが、关鹤岩はこの曲のメロディーを基にした『工农齐武装』という歌を編曲しており、『抗日将士出征歌』はあくまで陝北民謡とカテゴライズするのが正解であると思われる。
今回紹介した歌詞は保有する音源に基づいたもので、他に有名なバージョンがもう一つ有るとされる。そちらは王昆が歌ったことで知られ、今回紹介したほうは韩芝萍が1977年に歌唱したことで有名であるという。残念ながら、それぞれの歌詞の創作年度はわからないが、このメロディーを使った歌曲の初出は1937年との記載があったので、それに倣って表記した。
このバージョンの歌詞は、おそらく1977年前後に作詞されたものではないかと思う。なぜなら毛主席や周総理などの大物や各有名軍人を歌い上げているなかで、政治畑の鄧小平が登場するのが少し違和感を覚えるからだ。もちろん鄧小平の抗日戦争中の功績が少ないわけではないし、政治畑では任弼時も登場しているのだが、もっと武功を挙げた将軍が居るのでは?と思ってしまう。たとえば林彪や彭徳懐。この両名は抗日戦争中に功績があったし、なにより十大元帥として数えられる名将だ。加えて十大元帥はこの2名を除いて全員歌われている。鄧小平を登場させて、かつ、やらかしてしまった林彪と文革の遠因となった彭徳懐を扱えなかったというのは文革直後の時代状況と一致する。韩芝萍のために、新しく作詞された『抗日将士出征歌』なのだろう。
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